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「空白恐怖症」「ばえる(映える)」が大賞:国語辞典の編者らが選んだ2018年の新語

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国語辞典を出版する小学館と三省堂が、専門家や編集部が選んだ2018年の新語をそれぞれ発表した。

『三省堂現代新国語辞典』第6版に収録された新しい言葉や語義の例

推し

〈名〉押すこと。人に推奨すること。「―メン(=ある芸能グループの中で特に応援しているメンバー)」

チャラい

〈形〉おもに若い男性が、女性に対して軽々しい態度をとるなど、軽薄だ。

ポチる

〈他動五段〉ネット通販で、注文ボタンを押す。[くだけた言い方]

ギガ

(語義の追加) 〈名〉[俗に、スマートフォンなどの、利用可能な]データ通信量。「―が減る。―を増やす」

(語義の追加) [ツイッターなどで]笑う(・あざける)こと。笑えること。[waraiの頭文字を並べたwwwが、草が生えているように見えることから]

二次元

(語義の追加) [俗に、生身の人間の世界に対して]漫画やアニメ、CGゲームの世界。「―キャラ」

趣味などに、引きずり込まれるほどのめりこんでいる状態のたとえ。「[カメラで]レンズ(の)―にはまる」

『広辞苑』第7版に収録された新語の例

安全神話

安全に関する神話。根拠もなく絶対に安全だと信じられていること。「原発の―が崩れる」

がっつり

〘副〙十二分に。たっぷり。また、思いきり。「―食べる」

ごち

(御馳走を略した俗語)食事をふるまうこと。「―になる」

のりのり

情況やリズムなどにのって調子づいた状態であること。「カラオケで―になる曲」

ブラック企業

従業員を違法または劣悪な労働条件で酷使する企業。

分刻み

(1)分単位に時間を区切ること。(2)予定が細かく詰まっているさま。「―のスケジュール」

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