
「あなたの“BENTO”見せてください」第1弾! 桜を愛でながら楽しむ「お花見弁当」
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さまざまな種類の料理を持ち寄った“飽きない”お弁当
鹿児島県出身で、現在は東京在住の仲間で集まった女性陣。ナイフとフォークの間にハートが描かれた取り皿や、チェック柄の敷物を用意しているところがとてもキュートだ。持ち寄ったお弁当もカラフルで種類も豊富。豚肉と野菜入りのスパゲッティ、ゆでたエビと大豆のサラダ、野菜たっぷりの生春巻き、みんなが大好きな鶏肉の唐揚げ、ゆで加減が絶妙な半熟卵と、ギュッと詰まっただし巻き卵、ポテトフライ、そして具だくさんのサンドイッチなどと飽きがこない。
「お酒はいつも飲みません。毎年こんな風に健康的なお花見をしています」
高級握り寿司をメインに据えて豪快&ゴージャスに
桜に彩られたスカイツリーを見ながらお花見が楽しめる、絶好のポジションに陣取っていたのは、定年退職した妙齢のおじさまたち。元広告会社の宣伝担当と外部の制作担当者という仲間で、毎年花見に集っている。
花見弁当のメインは、お祝いの席の定番・お寿司。百貨店内の寿司店に事前に予約して握ってもらったものというだけあって、ネタが上質で色艶も良くおいしそう。さらにスモークサーモンのサラダ、唐揚げなどの揚げ物とお漬物などを副菜として用意した。
「外国人観光客が増えたから、日本人として誇れる豪華な料理を見せないとね」
「みんなの花見気分をアゲること」を考えて持ち寄る
前菜からデザートまで目にも鮮やかで賑やかに花見料理を並べ、手慣れた雰囲気を醸し出していたのは、システム系の会社の仲間たち。ただし部署はみんなバラバラで、“宴会部長”を慕って集まっているのだそう。「花見だからピンク系の料理とお酒を集めました」という人や、料理男子はチーズと卵を自分で薫製にし、さらには行列ができるデザートも購入してポイントアップ。宴会部長は最寄の浅草駅のそばにあるケバブ料理屋さんで、みんなでつまめるようにスライスされた肉を買い、酒屋さんに「この場所まで!」と注文して、お酒を運んでもらうなど準備万端。「どれだけみんなを盛り上げられるか!」と集められた料理は、手の込んだものばかりでなく、例えばキュウリを丸ごと1本持ってくるなんていう変化球もアリ。笑いの絶えないメンバーが持ち寄った、楽しめる花見料理でした。
大好きな人が食べるから愛情を込めて、カラフルにヘルシーに
つき合って2年半の20代のカップルが食べていたのは、彼女の手作り弁当。彩りもかわいらしく種類もいろいろ、栄養バランスもバッチリだ。ピーラーで薄くカットしたキュウリで味つけしたカニカマを巻いたり、焼き目をつけた油揚げでシソとチーズを巻いたりと、ひと手間をかけて、見た目からも食欲が湧くような工夫がしてある。レシピは料理本やクックパッドでチェックして、約2時間で仕上げた。アボカドと豆腐をつぶしてマヨネーズで和えたところにキュウリと鶏肉のササミを加えたサラダが彼女のイチ押し料理。「どれが一番おいしかった?」の質問に、彼の答えはもちろん「全部!」だった。
つまみやすい惣菜+メンバー手作りのおにぎり
「冷めてもおいしいもの」「好き嫌いがなさそうなもの」「食べやすいもの」との観点で、スーパーで購入してきた焼き鳥やローストビーフのサラダ、ミートボールなどのお惣菜と握り寿司が並ぶ。そこに今回の花見を企画した女性が作ってきたおにぎりが花を添えた。おにぎりは海苔がパリッとするように、食べる直前に包む別添えスタイル。ごはんには鮭と青ネギを混ぜたものと、刻んだ大葉にワサビ醤油で味付けをしたものの2種類を準備した。
三重県の小中学校の同窓生で、東京に出てきている仲間で集まったというグループ。
「東京の桜はいっぱい植わっていて規模がすごいですね。人出の規模も同じようにハンパなかったです(笑)」
簡単手作り! お花見ちらし寿司弁当![]() |
撮影=コデラケイ