
ニッポンのゲーム37年史を学ぼう!
経済・ビジネス 文化
2012~13年のゲーム史の新たな軌跡を追加!世界のポップカルチャーに大きな影響を与えた数々のゲーム機。ファミコン登場前から現在まで、日本ゲーム史を彩ったハードとソフトを詳細年表で振り返る。
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1983~93年 ファミコン全盛期
1983~89年:ファミコン期〈8bit機〉
1990~94年:スーファミ期〈16bit機〉
年 | 話題になったハードとソフト | トピックス |
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1983年 | 任天堂「ファミリーコンピュータ(ファミコン)」発売 14800円 ローンチ・タイトルは『ドンキーコング』『ポパイ』『ドンキーコングJr.』 | 8ビットCPUを搭載したロム・カセット式ゲーム機。国内1935万台、全世界累計6291万台を販売。ゲームソフト総タイトル数1053本。市場シェア率95%の「ファミコン」は家庭用ゲームの代名詞となった |
セガ「SG-1000」発売 15000円 | 奇しくも「ファミコン」と同日の7月15日に発売。「ファミコン」がサードパーティを合わせて多数のソフトを発売したのに対して、セガは自社ソフトのみの独自路線をとった | |
ナムコ『ゼビウス』(ACD) | 『ギャラガ』の進化系ゲーム。シューティングゲーム発展の基礎となる世界観を構築 | |
1984年 | エポック社「スーパーカセットビジョン」発売 14600円 | 「ファミコン」登場前、家庭用ゲームの代名詞であった「カセットビジョン」の後継機。日本以外ではフランスでも販売された |
1985年 | 任天堂『スーパーマリオブラザーズ』発売FC (ファミコン) | 国内681万本、全世界累計4024万本を販売。単一タイトルのゲームとしては世界一売れたソフトとして、ギネスブックにも記録されているゲーム |
1986年 | ナムコ『プロ野球ファミリースタジアム』発売 FC | のちのプロ野球ゲームの雛形となるゲーム。85年のデータに基づきキャラ設定されているのでタイタンズ(モデルは阪神)がバカ強 |
エニックス『ドラゴンクエスト』発売 FC | のちにシリーズ累計5700万本を販売するRPGの第一作「ファミコン」シェア拡大の牽引車となったキラーソフト | |
任天堂『ゼルダの伝説』発売 FCDS(ファミコン・ディスクシステム) | 「ファミコン」の機能拡張であるディスクシステムで販売されたローンチ・タイトル | |
1987年 | 任天堂『リンクの冒険』発売 FCDS | 『ゼルダの伝説』第二作のソフト。横スクロール・アクションゲーム |
エニックス『ドラゴンクエスト II 悪霊の神々』発売 FC | 第一作目の人気もあり、発売早々に売り切れとなった大人気RPGの第二作。累計販売数241万本 | |
スクウェア『ファイナルファンタジー』発売 FC | 『ドラクエ』と人気を二分する大人気RPG第一作。発売元のスクエアはのちにエニックスと合併しスクエア・エニックスとなる | |
NEC「PCエンジン」発売 24800円 ローンチ・タイトルは『上海』『ビックリマンワールド』発売はハドソン | 「カセットビジョン」をOEMしていたNECがハード業界に参入。ソフト供給はハドソンが主に担当。「コアエンジン」構想としてCDロムなどの拡張機能のあるモジュラーを次々と発売した | |
1988年 | ハドソン『R-TYPE』発売 HE(PCエンジンHuカード) | アーケード人気シューティング・ゲームの移植作。このゲームをプレイするために「PCエンジン」を購入する人も多かった |
セガ「メガドライブ」発売 21000円 ローンチ・タイトルは『スペースハリアー II 』『スーパーサンダーブレード』発売はセガ | ポスト「ファミコン」を狙った16ビット・ゲーム機。『PCエンジン』と同じくCDロムの拡張モジュラーも発売し、全世界累計2000万台を販売し、任天堂の牙城に迫ったセガ製家庭用ゲーム機。ゲームソフト総タイトル数554本 | |
エニックス『ドラゴンクエスト III そして伝説へ』発売 FC | 発売日前夜、量販店前に徹夜で並んで購入するという社会現象を引き起こしたソフト。累計販売本数380万本 | |
1989年 | セガ『スーパー大戦略』発売 メガドライブ(MD) | PCゲームの傑作戦略シミュレーション・ゲームの移植作。いまだにプレイしている人もいるという噂も…… |
ヒューマン『F1トリプルバトル』発売 HE | 疑似3Dのレースゲームの基礎を作ったソフト。F1ブームの最中に作られた傑作レースゲーム | |
任天堂「ゲームボーイ」発売 12800円 (携帯ゲーム機) ローンチ・タイトルは『スーパマリオランド』『アレイウェイ』『役満』『ベースボール』 | 国内3243万台 全世界累計1億1800万台。「ゲーム&ウオッチ」の後継機としてロム・カセット方式の携帯ゲームを発売。モノクロ液晶画面。最高売り上げソフトは89年発売の『テトリス』424万本 | |
1990年 | 任天堂「スーパーファミコン」発売 25000円 ローンチ・タイトルは『スーパーマリオワールド』『F-ZERO』 | 「ファミコン」の16ビット後継機。国内1717万台 全世界累計4910万台を販売。'00年までのゲームソフト総タイトル数1388本 |
SNK「ネオジオ」発売 58000円 ローンチ・タイトルは『NAMー1975』 『ベースボールスターズプロフェッショナル』『麻雀狂列伝ー西日本編』『マジシャンロード』 | アーケードゲームで人気のSNKが家庭用ゲーム機をリリース。アーケードゲームを家庭用ゲーム機に移植する嚆矢となった | |
セガ「ゲームギア」発売 19800円 (携帯ゲーム機) ローンチ・タイトルは『コラムス』『ペンゴ』『スーパーモナコGP』 | セガが発売したカラー液晶搭載の携帯ゲーム機。国内178万台 全世界累計1043万台を販売 | |
NEC「PCエンジンGT」発売 44800円 (携帯ゲーム機) ソフトは専用ではなく、PCエンジン用Huカードをそのまま使用出来た | カラー液晶搭載で、テレビチューナーを装着することでテレビ放送を受信することも出来た | |
1991年 | 『ゼルダの伝説 神々のトライフォース』SFC(スーパーファミコン) | 国内116万本 全世界累計461万本のヒット作 |
スクウェア『ファイナルファンタジーIV 』発売 SFC | 累計144万本を販売し、SFC初期の牽引ソフトとなった | |
1992年 | 任天堂『スーパーマリオカート』 SFC | 国内382万本 全世界累計876万本の大ヒット作。「ファミコン」に続き「SFC」地位を盤石にしたゲーム |
エニックス『ドラゴンクエスト V 天空の花嫁』発売 SFC | 国内販売280万本の大ヒットRPG | |
スクウェア『ファイナルファンタジー V 』発売 SFC | 国内販売245万本と『ドラクエ』に並ぶ大ヒットRPGとなる | |
1993年 | 任天堂『ゼルダの伝説 夢をみる島』発売 GB(ゲームボーイ) | 『ゼルダの伝説』GB専用ソフト。国内54万本 全世界累計383万本のヒット作 |
光栄『信長の野望 覇王伝』発売 SFC | パソコンゲームで定評のある「信長の野望」シリーズ第5作の移植作。 価格は驚愕の12800円 |
*ゲーム機の形態が記されていない場合は、据置型ゲーム機