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「曲がる太陽電池」の夢と現在地
「薄い、軽い、曲がる」が特徴の次世代太陽電池の開発が進んでいる。既存のシリコン太陽電池が立地の限界を迎えつつある中、どこにでも設置できるのが売りだ。「2050年に脱炭素」の政府目標に向け、普及が期待されている。日本メーカーは2025年から発売に踏み切るが、性能やコスト上の課題も残す。「曲がる太陽電池」の可能性と現状を探った。
【写真は東芝エネルギーシステムズの「曲がる太陽電池」(真ん中の黒い部分)試作品。樹脂の四隅には建物への取り外しが容易になるよう「つかみ金具」が付いている】