豊かな土にこそ大樹は幹を伸ばすといわれる。史上最強馬ともいわれる名牝(めいひん)、アーモンドアイはどのような土に根差し、特大の枝ぶりを得るにいたったのか。その観点から、アーモンドアイを育んだ競馬サークルの社会的、構造的な時代変遷を、ジャパンカップがはじまった1981年を淵源として、いくつかのキーワードとともに探っていく。(共同)