中国の神仙思想で、東の海の日いづるところにあるとされていた生命再生を象徴する神木「扶桑樹」にとちなんで、日本は「扶桑国」と呼ばれていた。 2013年に来日し、日中二言語で創作活動をする作家の李琴峰が扶桑の国をぶらり旅して感じるままをつづるエッセイ。