家庭の中に深刻な問題を抱えながら、その悩みを誰にも打ち明けられない家族がいる。子どもの貧困をなんとかしようと「子ども食堂」の取り組みが広がるなかで、貧困にあえぐ大人の存在は忘れられているかのようだ。外国から日本に働きに来た人々も、異国での生活や職場で起きる問題を、一人で抱えるしかない状態にある。SNSなどでいつでもどこでも誰かとつながることができるようになった一方で、より深刻になっているさまざまな形の「孤独」の実態とは。