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日本画の異才・奇才・天才
明治維新とともに西洋の文化が流入すると、それまでの日本の絵画や美術品は古臭く時代遅れのものとして扱われるようになった。無価値なものとして隅に追いやられようとした日本の絵画に光を当てたのは、奇しくも西洋の文化を広めるために来日した米国の哲学者・フェノロサだった。
仏教の伝来とともに日本にもたらされた大陸の絵画文化を、花鳥風月、四季の移ろいなど日本的な主題を描く「大和絵」に発展させ、江戸時代には「浮世絵」という独自の技法が花開いた。日本画の世界を切り開いた偉大なる先人を紹介する。