今年は、日本映画史の黄金時代を支えた映画監督・小津安二郎の生誕120年、没後60年に当たる。小津は蓼科高原を気に入り、相棒の脚本家・野田高梧とともに、蓼科の仕事場で脚本を執筆した。小津は地元の酒や自然を好み、生活そのものを楽しんだ。ジャーナリストのカルメン・グラウ・ビラが蓼科を訪れ、小津の暮らしぶりをたどる。