24年度最後の処理水放出開始=30日まで―東電福島第1原発

社会

東京電力は12日、福島第1原発にたまる処理水の2024年度最後の海洋放出を開始した。放射性物質トリチウムを含む処理水約7800トンを大量の海水で薄め、30日まで約1キロの沖合から流す。

東電によると、放出予定の処理水を分析した結果、トリチウム濃度が基準値未満になっていることを確認したという。

処理水放出は23年8月に始まり、今回が11回目。放出量は計約8万5800トンになる。東電などが実施した海水や水産物のトリチウム濃度測定では、国の基準値を大幅に下回っている。

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