為替は「様々な要因で動く」と鈴木財務相、ロシア債務巡り注視も

3月16日、鈴木俊一財務相は、参院財政金融委員会で発言した。写真は都内で2021年12月撮影(2022年 ロイター/Issei Kato)
3月16日、鈴木俊一財務相は、参院財政金融委員会で発言した。写真は都内で2021年12月撮影(2022年 ロイター/Issei Kato)

[東京 16日 ロイター] - 鈴木俊一財務相は16日の参院財政金融委員会で、為替動向について「様々な要因で動く。私からのコメントは控える」と語った。ロシアによる対外債務決済の動向を注視する考えも述べた。大塚耕平委員(国民)への答弁。

鈴木財務相は、ロシアが対外債務決済をルーブルで支払うことに伴う影響について「現時点では正直良くわからない」とした。一方、日本からのロシア向け債券投資に関しては「対外債券投資全体に占める割合は限定的で、金融機関を含め、日本の投資家に及ぼす直接的な損失は限定的と考えている」とも語った。

邦銀勢のロシア向け与信を巡って「海外向け与信全体の0.2%程度となっており、個別の金融機関をみても与信割合は僅少にとどまっている」と指摘し、「各金融機関は充実した資本基盤を備えており、日本の金融機関の健全性に与える影響は限定的」との考えも述べた。

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ロイター通信ニュース ロシア