英、エヌビディアのアーム買収巡り詳細調査へ

米半導体大手エヌビディアによる英半導体設計大手アーム買収計画を巡り、英政府は６カ月にわたる詳細な調査を行うよう命じた。写真は２０１５年２月、サンタクララの本社前で撮影（２０２１年　ロイター／Robert Galbraith/File Photo）

［ロンドン　１６日　ロイター］ - 米半導体大手エヌビディアによる英半導体設計大手アーム買収計画を巡り、英政府は６カ月にわたる詳細な調査を行うよう命じた。同買収計画に新たなハードルが生じた。

英国は、米国、中国、欧州連合（ＥＵ）とともに、アーム買収が競争や国家安全保障に与える影響を長期にわたり調査するとした。

エヌビディアは２０２０年９月、ソフトバンクグループからアームを買収することで合意。エヌビディアはアームの中立性を維持することを確約している。

エヌビディアの広報担当者は調査について「買収がアームを強化し、競争とイノベーションを促進することに寄与する点を証明できる」と述べた。

エヌビディアの株価上昇により、買収規模は約５４０億ドルに膨れ上がっている。

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