東京高裁がアジア開発の抗告棄却、東京機械の買収防衛策巡り

１１月９日、東京高等裁判所は、東京機械製作所の買収防衛策差し止めを求めたアジア開発キャピタルの抗告を棄却した。アジア開発は防衛策を認めた東京地裁の決定を不服とし、即時抗告していた。写真は東京機械製作所のロゴ。都内で先月撮影（２０２１年　ロイター／Issei Kato）

［東京　９日　ロイター］ - 東京高等裁判所は９日、東京機械製作所の買収防衛策差し止めを求めたアジア開発キャピタルの抗告を棄却した。アジア開発は防衛策を認めた東京地裁の決定を不服とし、即時抗告していた。

東京機械は約４０％の株式を買い集めたアジア開発に対し、他の株主に新株予約権を付与する買収防衛策を計画。アジア開発の議決権を制限したまま、１０月２２日の臨時株主総会で発動が承認された。

アジア開発は発動差し止めを求めて仮処分を申し立てていたが、１０月２９日に地裁が却下していた。

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