米BofA、第2四半期は利益3倍増 貸倒引当金22億ドル戻し入れ

米金融大手バンク・オブ・アメリカ(BofA)の第2・四半期決算は、貸倒引当金を22億ドル戻し入れたことで、利益が約3倍増となり、予想を上回った。 2011年7月、ワシントンでsAtuei (2021年 ロイター/Kevin Lamarque/File Photo)
米金融大手バンク・オブ・アメリカ(BofA)の第2・四半期決算は、貸倒引当金を22億ドル戻し入れたことで、利益が約3倍増となり、予想を上回った。 2011年7月、ワシントンでsAtuei (2021年 ロイター/Kevin Lamarque/File Photo)

[14日 ロイター] - 米金融大手バンク・オブ・アメリカ(BofA)が14日に発表した第2・四半期決算は、貸倒引当金を22億ドル戻し入れたことで、利益が約3倍増となり、予想を上回った。

BofAは、景気が回復する中、融資需要は増大しているとし、主力の融資事業について好調な見通しを表明。ただ、融資事業による利益は低金利で圧迫されている。

アナリストは、BofAのバランスシート構成内容に基づき、同行が米銀の中で最も金利動向の影響を受けやすいと指摘。実際、第2・四半期の純金利収入(NII)は102億ドルと、6%減少した。

ポール・ドノフリオ最高財務責任者(CFO)は「NIIを比較的安定的に保つことができた。主に融資額の増加に牽引され、上昇していく」との見方を表明。ただ、エバーコアISIのアナリスト、グレン・ショール氏は「BofAにとり金利上昇は必須となっている」と述べた。

普通株主帰属の純利益は173%増の89億6000万ドル(1株当たり1.03ドル)。1株利益はリフィニティブがまとめた平均予想の0.77ドルを上回った。

金利費用を除く収入は4%減の215億ドル。

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