ボーイング787に構造問題、改修で一時的に生産削減

7月13日、米ボーイングは、中型機「787」の生産に関連する構造的問題が見つかったため、一時的に生産ペースを引き下げると発表した。写真は同社のロゴ。ニューヨーク証券取引所で2019年8月撮影(2021年 ロイター/Brendan McDermid)
7月13日、米ボーイングは、中型機「787」の生産に関連する構造的問題が見つかったため、一時的に生産ペースを引き下げると発表した。写真は同社のロゴ。ニューヨーク証券取引所で2019年8月撮影(2021年 ロイター/Brendan McDermid)

[シアトル 13日 ロイター] - 米ボーイングは13日、中型機「787」の生産に関連する構造的問題が見つかったため、一時的に生産ペースを引き下げると発表した。

改修作業のため年内の出荷は約100機ある在庫の半分以下になる見通しという。当初は在庫の大部分を年内に出荷する計画だった。

どの程度生産ペースを落とすかは明らかにしていないが、現在の月間5機を一時的に下回ることになる。

米連邦航空局(FAA)は12日遅く、787に問題が見つかったためボーイングが改修をした上で顧客に引き渡すことになったと明らかにし、「すでに商業利用されている787にも同様の修理が必要か、データを基に判断する」としていた。

ボーイングの787には昨年、電気系統の問題などが見つかった。同社は今年5月末から同機の出荷を見合わせていた。

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