ブラジル下院議長、大統領弾劾手続き開始に否定的
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7月1日 ブラジルのリラ下院議長は1日、ボルソナロ大統領に対する弾劾手続きを開始する環境には至っていないとの認識を示した。写真は7月1日、ブラジリアで撮影(2021年 ロイター/Adriano Machado)
[ブラジリア 1日 ロイター] - ブラジルのリラ下院議長は1日、ボルソナロ大統領に対する弾劾手続きを開始する環境には至っていないとの認識を示した。新型コロナウイルスのワクチン調達に関する汚職疑惑で大統領に対する圧力が強まっていた。
下院議長は記者団に対し、弾劾には政治的な環境が必要としつつ、「それは現時点で議会の中にも外にもない」と述べた。
ボルソナロ大統領は6月30日、ワクチン購入契約交渉で賄賂を求めたと報じられた保健省の高官を解任。これとは別に、インドのバーラト・バイオテックのワクチン調達を巡る汚職疑惑も浮上しており、大統領の弾劾を求める声が上がっている。
ただ、弾劾手続きの受け入れ可否を決める権限を持つ下院議長のコメントにより、弾劾を求める請願は行き詰まることになる。専門家らは、ボルソナロ氏が大統領職を追われるのは弾劾よりも来年の選挙となる可能性が最も高いと指摘している。
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