韓国製造業PMI、6月は53.9に上昇 9カ月連続で50上回る
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7月1日 IHSマークイットが1日発表した6月の韓国の製造業購買担当者景気指数(PMI)は53.9となり、前月の53.7から小幅上昇した。写真は2016年3月、ソウルで撮影(2021年 ロイター/Kim Hong-Ji)
[ソウル 1日 ロイター] - IHSマークイットが1日発表した6月の韓国の製造業購買担当者景気指数(PMI)は53.9となり、前月の53.7から小幅上昇した。海外需要の回復を背景に、景況改善・悪化の分岐点となる50を9カ月連続で上回った。
IHSマークイットのエコノミスト、ウサマ・バッティ氏は「直近の製造業PMIは前月から上向き、四半期を通じて製造業が引き続きしっかりと改善していることを示している」と述べた。
また「生産と新規受注は拡大を続け、顧客の需要増加で新規ビジネスの流れが続いており、新規受注の伸びは前月から加速した」と説明した。
生産指数は53.3で、10カ月連続で50を上回った。前月の53.4からはほぼ横ばいだった。
新規受注と輸出受注はともに9カ月連続で拡大。伸びは前月から加速した。
一方、原材料不足と出荷の遅れで投入価格指数は過去最高となった。企業は価格転嫁を余儀なくされている。産出価格指数も過去最高となった。
コスト負担の増加にもかかわらず、雇用は5カ月連続で増加した。新生産ラインの開設や受注増加で、生産能力拡大が必要となったことが背景にある。
また、景気回復が続き、サプライチェーン(供給網)への圧力が緩和されて需要が伸びるとの期待で、企業は向こう1年間の先行きをかなり楽観していることが示された。
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