原油先物上昇、需要増が支援 イラン核合意巡る協議は一時休止に
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[シンガポール 21日 ロイター] - アジア時間の原油先物は上昇している。夏のドライブシーズンの力強い需要が支援。イランの核合意復活を巡る協議は一時休止が決まり、イラン産原油の供給再開が遅れる可能性が取り沙汰されている。
0051GMT(日本時間午前9時51分)時点で北海ブレント先物8月限は0.30ドル(0.4%)高の1バレル=73.81ドル。米WTI先物7月限は0.32ドル(0.5%)高の71.96ドルで推移している。
新型コロナウイルスワクチン接種の加速や夏季の旅行の回復に対する楽観的な見方を背景に、原油先物はここ4週間上昇が続いている。
ANZのアナリストは「北半球の夏季の需要持ち直しは非常に力強く、在庫の一段の急速な取り崩しを巡る懸念が高まっている」とした。
イラン保守強硬派のライシ司法府代表の大統領当選を受け、同国核合意の復活を巡る協議は一時休止が決まった。外交筋2人によると、協議は10日間程度休止される見通し。
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