欧州委員長とEU大統領、制約ない新型コロナ起源調査を主張

6月10日、欧州連合(EU)は、新型コロナウイルスの起源を突き止める自由な調査実施を訴えた。写真は欧州委員会のフォンデアライエン委員長。9日、仏ストラスブールで代表撮影(2021年 ロイター)
6月10日、欧州連合(EU)は、新型コロナウイルスの起源を突き止める自由な調査実施を訴えた。写真は欧州委員会のフォンデアライエン委員長。9日、仏ストラスブールで代表撮影(2021年 ロイター)

[ブリュッセル 10日 ロイター] - 欧州連合(EU)は10日、新型コロナウイルスの起源を突き止める自由な調査実施を訴えた。

世界保健機関(WHO)は今年に入り、新型コロナが最初に確認された中国湖北省武漢市で調査を実施したが、米国はWHOの報告は不十分で中途半端だと指摘している。

欧州委員会のフォンデアライエン委員長は10日の記者会見で「調査担当者は、このパンデミックの源を突き止めるのに必要な全てのものに完全にアクセスする必要がある」と述べた。

ミシェルEU大統領は「世界は教訓を学ぶために何が起こったかを正確に知る権利がある」と述べ、EUはあらゆる取り組みを支援するとした。

来週の米EU首脳会議で承認される予定の声明草案は、「新型コロナの起源について、干渉を受けない透明性のある証拠に基づく調査の進展を呼び掛ける」としている。

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