実行中の対ミャンマーODA、今後の状況見て判断=加藤官房長官

政治・外交

6月8日 加藤勝信官房長官は午後の会見で、国軍が軍事クーデターを起こしたミャンマーに実行中の政府開発援助(ODA)に関して今後、国民に対する暴力の即時停止などの要請に国軍がどのように対応していくかなどを見て、総合的に判断するとの見解を示した。写真は外務省前でクーデターに抗議する日本在住のミャンマー人。2月3日、東京で撮影(2021年 ロイタ/Issei Kato)
6月8日 加藤勝信官房長官は午後の会見で、国軍が軍事クーデターを起こしたミャンマーに実行中の政府開発援助(ODA)に関して今後、国民に対する暴力の即時停止などの要請に国軍がどのように対応していくかなどを見て、総合的に判断するとの見解を示した。写真は外務省前でクーデターに抗議する日本在住のミャンマー人。2月3日、東京で撮影(2021年 ロイタ/Issei Kato)

[東京 8日 ロイター] - 加藤勝信官房長官は8日午後の会見で、国軍が軍事クーデターを起こしたミャンマーに実行中の政府開発援助(ODA)に関して今後、国民に対する暴力の即時停止などの要請に国軍がどのように対応していくかなどを見て、総合的に判断するとの見解を示した。

加藤官房長官はミャンマーに対して、1)同国民への暴力の即時停止、2)拘束された関係者の解放、3)民主的な政治体制の早期回復─を求めていると改めて表明。東南アジア諸国連合(ASEAN)など国際社会と連携し、ミャンマーに働きかけていくとした。

その上で「このままの状況が続けば、(実行中の)ODAを見直さざるを得ない」と指摘。今後のミャンマー側の対応の状況を見ながら「総合的に検討していく」と述べた。

この日、衆院は本会議でミャンマー国軍のクーデターを非難する決議を採択した。

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