米タイソン・フーズ、アジア太平洋地域で植物由来食品発売へ

米食肉加工最大手のタイソン・フーズは今月から、アジア太平洋地域の一部市場で植物由来の食品を発売する。写真は、ライバル社のビヨンドミートのベジタリアンソーセージ。2019年6月5日に米カリフォルニア州で撮影。(2021年 ロイター)
米食肉加工最大手のタイソン・フーズは今月から、アジア太平洋地域の一部市場で植物由来の食品を発売する。写真は、ライバル社のビヨンドミートのベジタリアンソーセージ。2019年6月5日に米カリフォルニア州で撮影。(2021年 ロイター)

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[1日 ロイター] - 米食肉加工最大手のタイソン・フーズは今月から、アジア太平洋地域の一部市場で植物由来の食品を発売する。同地域で高まっている代替肉需要の取り込みを目指す。

アジアの代替肉市場にはすでに米インポッシブル・フーズやビヨンド・ミート、スイス食品大手ネスレなどのライバル企業が需要増加を見込んで進出している。

ユーロモニターがタイソンに提供したデータによると、アジア太平洋地域の代替肉小売売上高は2020年に163億ドルに達し、25年までに200億ドルを上回る見通しとなっている。

タイソンのアジア太平洋部門社長、タン・サン氏は「アジア市場は、豆腐のような伝統的な植物由来の製品がすでに文化に根付いており、このカテゴリーに自然に適合している」と語った。

同社はまず、マレーシアで「ファースト・プライド」ブランドの下でナゲットなどを発売し、市場への進出を拡大していく方針を示した。

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