VW排ガス不正問題、元CEOが会社への補償金支払いに同意=メディア

5月31日、独自動車大手フォルクスワーゲン(VW)のマーティン・ウィンターコーン元最高経営責任者(CEO)は、排ガス不正問題で同社に与えた損害の補償として約1000万ユーロ(1200万ドル)を支払うことに同意した。独ベルリンで2017年1月撮影(2021年 ロイター/Hannibal Hanschke)
5月31日、独自動車大手フォルクスワーゲン(VW)のマーティン・ウィンターコーン元最高経営責任者(CEO)は、排ガス不正問題で同社に与えた損害の補償として約1000万ユーロ(1200万ドル)を支払うことに同意した。独ベルリンで2017年1月撮影(2021年 ロイター/Hannibal Hanschke)

[フランクフルト 31日 ロイター] - 独自動車大手フォルクスワーゲン(VW)のマーティン・ウィンターコーン元最高経営責任者(CEO)は、排ガス不正問題で同社に与えた損害の補償として約1000万ユーロ(1200万ドル)を支払うことに同意した。ニュースサイトのビジネスインサイダーが31日報じた。

VWは今年3月、ウィンターコーン氏には経営者としての善管注意義務違反があったと認定した上で、損害賠償を請求する方針を表明。ビジネスインサイダーによると、これに対してウィンターコーン氏や他の何人かの元役員が、今週中に補償金を支払う約定書に署名する可能性がある。

事情に詳しい2人の関係者はロイターに、VWの監査役会が週末にかけてこの問題を討議する予定だと話した。VWがこれを正式に受け入れるには、7月に開く年次株主総会での承認が必要だ。

ウィンターコーン氏は、排ガス不正が発覚した1週間後の2015年9月23日にCEOを辞任した。

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