チリ・コデルコ、米マイクロソフトと契約締結 自動化を推進へ

世界産銅大手のチリ銅公団(コデルコ)は24日、米マイクロソフトとの間で、採掘事業のデジタル化を推進する契約を締結したと発表した。業務の自動化や分析能力の向上を図る。写真はコデルコの銅製錬所、2015年1月にチリのベンターナスで撮影(2021年 ロイター/Rodrigo Garrido)
世界産銅大手のチリ銅公団(コデルコ)は24日、米マイクロソフトとの間で、採掘事業のデジタル化を推進する契約を締結したと発表した。業務の自動化や分析能力の向上を図る。写真はコデルコの銅製錬所、2015年1月にチリのベンターナスで撮影(2021年 ロイター/Rodrigo Garrido)

[サンティアゴ 24日 ロイター] - 世界産銅大手のチリ銅公団(コデルコ)は24日、米マイクロソフトとの間で、採掘事業のデジタル化を推進する契約を締結したと発表した。業務の自動化や分析能力の向上を図る。

コデルコは、マイクロソフトとの提携を通じて生産工程を効率化させ、「持続可能性」を促進できると説明した。

コデルコはここ数年、チリの他の鉱山会社と同様に、老朽化が進む鉱床の効率化やコスト低減に向け新技術の導入を模索してきた。老朽鉱山の多くは鉱石の品質低下に直面している。

コデルコのアルバロ・ガルシア副社長は「抜本的な変革を行い、各所で完全なリモート化、自動化を図る。リスクを軽減し、生産性や安全性、信頼性を向上させる」と述べた。

同社は最近、銅の生産履歴を100%追跡できる技術利用を強化した。生産に伴う二酸化炭素(CO2)排出量の削減と持続可能性の向上に向けた動きだ。

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