CO2排出ゼロの実現、各国政府の協力不可欠=IEA事務局長

国際エネルギー機関(IEA)のファティ・ビロル事務局長は5月19日、2050年までに温室効果ガスの排出量を実質ゼロにする「ネットゼロ」を達成するには、各国政府の協力が不可欠だとの考えを示した。2018年4月、ニューデリーで撮影(2021年 ロイター/Altaf Hussain)
国際エネルギー機関(IEA)のファティ・ビロル事務局長は5月19日、2050年までに温室効果ガスの排出量を実質ゼロにする「ネットゼロ」を達成するには、各国政府の協力が不可欠だとの考えを示した。2018年4月、ニューデリーで撮影(2021年 ロイター/Altaf Hussain)

[ニューヨーク 19日 ロイター] - 国際エネルギー機関(IEA)のファティ・ビロル事務局長は19日、2050年までに温室効果ガスの排出量を実質ゼロにする「ネットゼロ」を達成するには、各国政府の協力が不可欠だとの考えを示した。

ビロル氏はコロンビア大学主催のグローバル・エネルギー・サミットで講演し、新興国でクリーンエネルギーを普及させるためには、各国政府が投資家に対して「間違いのないシグナル」を発する必要があると述べた。

IEAは前日公表した報告書で、ネットゼロを実現するには石油やガス、石炭の新規事業に投資しないことが重要だと指摘した。

ビロル氏はこの報告書を取り上げ、世界のエネルギーシステムの秩序ある移行が必要だと強調。2050年までという期限を守るため、業界や政府の取り組みが重要だとした。

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