コーエン氏のヘッジファンド、仮想通貨市場を調査 具体的な計画未定

5月13日 米富豪のスティーブン・A・コーエン氏(写真)が率いるヘッジファンド運営会社ポイント72アセット・マネジメントは、2兆ドル規模に上る仮想通貨市場について調査を進めているが、現時点でどのような取引を行うか計画は立てていないとの書簡を顧客に送付した。2月10日、ニューヨーク市で撮影(2021年 ロイター/Brendan McDermid)
5月13日 米富豪のスティーブン・A・コーエン氏(写真)が率いるヘッジファンド運営会社ポイント72アセット・マネジメントは、2兆ドル規模に上る仮想通貨市場について調査を進めているが、現時点でどのような取引を行うか計画は立てていないとの書簡を顧客に送付した。2月10日、ニューヨーク市で撮影(2021年 ロイター/Brendan McDermid)

[ボストン 13日 ロイター] - 米富豪のスティーブン・A・コーエン氏が率いるヘッジファンド運営会社ポイント72アセット・マネジメントは13日、2兆ドル規模に上る仮想通貨市場について調査を進めているが、現時点でどのような取引を行うか計画は立てていないとの書簡を顧客に送付した。

同社は書簡で「現在2兆ドルに達する仮想通貨市場を無視するのは怠慢だろう」とし、コーエン氏と同氏のチームが新たな市場機会を常に精査していることを明らかにした。

これに先立ち、仮想通貨専門サイト「ザ・ブロック」は、ポイント72が仮想通貨に大規模な投資をすると伝えていた。

同社の広報担当は、書簡の内容以上のことはコメントできないとしている。

書簡では「テーブルの席を確保したいと考えている」としながらも、同社が最終的にどのようなアプローチを取る方針なのかを明らかにするのは時期尚早だとし、「この市場にどのようにアプローチしていく方針なのか、具体的な計画がまとまれば」顧客に通知するとしている。

同社の書簡については、ブルームバーグが先に報じた。

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