EU、「ワクチン証明書」巡る作業近く終了 夏の運用開始目指す

5月11日、欧州連合(EU)の執行機関である欧州委員会は新型コロナウイルスワクチン接種者や感染から回復した人などに域内の自由な移動を認める「ワクチン証明書」発行に関連する作業が近く終了するとの見通しを示した。独ケルンのワクチン接種会場で8日撮影(2021年 ロイター/Thilo Schmuelgen)
5月11日、欧州連合(EU)の執行機関である欧州委員会は新型コロナウイルスワクチン接種者や感染から回復した人などに域内の自由な移動を認める「ワクチン証明書」発行に関連する作業が近く終了するとの見通しを示した。独ケルンのワクチン接種会場で8日撮影(2021年 ロイター/Thilo Schmuelgen)

[ブリュッセル 11日 ロイター] - 欧州連合(EU)の執行機関である欧州委員会は11日、新型コロナウイルスワクチン接種者や感染から回復した人などに域内の自由な移動を認める「ワクチン証明書」発行に関連する作業が近く終了するとの見通しを示した。

欧州委によると、数カ国ごとに技術を試す2週間のプロジェクトがこの日に始動。欧州委のセフコビッチ副委員長は「(ワクチン証明は)EU市民の優先事項で、夏前までに用意する」と述べ、夏には完全な運用を開始できるとの見方を示した。

ただ、ワクチン証明書の実現には加盟各国政府、欧州議会、欧州委が仕組みなどについて合意する必要がある。素早く結果が得られるものの正確さに劣る新型コロナ抗体検査利用の可否についても合意する必要がある。

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