イラン、サウジとの協議を公式に認める 最善の努力を約束

イラン外務省のハティーブザーデ報道官は10日に開いた週次の定例記者会見で、国交を断絶しているサウジアラビアと協議していることを明らかにした。イランが協議を公式に認めたのは初めて。写真はイランの国旗。ウィーンで2019年9月撮影(2021年 ロイター/Leonhard Foeger)
イラン外務省のハティーブザーデ報道官は10日に開いた週次の定例記者会見で、国交を断絶しているサウジアラビアと協議していることを明らかにした。イランが協議を公式に認めたのは初めて。写真はイランの国旗。ウィーンで2019年9月撮影(2021年 ロイター/Leonhard Foeger)

[ドバイ 10日 ロイター] - イラン外務省のハティーブザーデ報道官は10日に開いた週次の定例記者会見で、国交を断絶しているサウジアラビアと協議していることを明らかにした。イランが協議を公式に認めたのは初めて。

報道官は「ペルシャ湾地域における2つのイスラム教国間の緊張緩和は両国家と地域の利益だ」と説明。イランは協議の結果を待っているとし、「われわれは2国間に存在する問題の解決を歓迎し、このことについては最善の努力を尽くすだろう」と述べた。

サウジ外務省で政策計画部門責任者を務めるRayed Krimly氏は先週、ロイターに対し、イランとの協議は地域の緊張緩和が目的だとした上で、結果を見通すのは時期尚早だと説明した。

中東の当局者や関係筋は先月、2016年に断交した両国が2度の協議を行ったと明らかにしていた。

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