フォーブス買収へ投資家グループが独占交渉、約6.5億ドル＝関係筋

５月６日、米マーチャントバンク、ＧＳＶのマイケル・モー最高経営責任者（ＣＥＯ）が率いる投資家グループは、経済誌を発行するフォーブス・メディアを約６億５０００万ドルで買収するため独占交渉に入った。写真は雑誌のフォーブスのロゴ。サンクトペテルブルクで２０１７年６月撮影（２０２１年　ロイター／Sergei Karpukhin）

［５日　ロイター］ - 米マーチャントバンク、ＧＳＶのマイケル・モー最高経営責任者（ＣＥＯ）が率いる投資家グループは、経済誌を発行するフォーブス・メディアを約６億５０００万ドルで買収するため独占交渉に入った。事情に詳しい関係筋が５日に明らかにした。

香港に拠点を置く投資家グループ「インテグレーテッド・ホール・メディア・インベストメンツ」が７年前にフォーブスの９５％を買収。今回の交渉が合意に達すれば所有権が変わることになる。残りはフォーブス家が保有している。

モー氏のコンソーシアムの独占交渉期間は約１カ月間。ただ、この関係筋は合意なしも十分あり得るとしている。

フォーブスの広報担当者は「コメントはないが、投資家からは絶えず弊社への関心が寄せられている。３年にわたって過去最高の業績を上げており、２０２１年も堅調な年となりそうだ」と述べた。

ＧＳＶからはコメントを得られていない。

ロイターは先週、モー氏がフォーブス買収計画を主導していると報道。ブルームバーグ・ニュースは５日、独占交渉入りしたことを伝えていた。

(c) Copyright Thomson Reuters 2021. Click For Restrictions -
https://agency.reuters.com/en/copyright.html