20年の米出生率40年ぶり低水準、4%減 コロナ流行も要因か
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米疾病対策センター(CDC)は5日、2020年の国内出生率が前年から4%低下し、1979年以来約40年ぶりの低水準になったと発表した。ニューヨークで3月撮影(2021年 ロイター/SHANNON STAPLETON)
[5日 ロイター] - 米疾病対策センター(CDC)は5日、2020年の国内出生率が前年から4%低下し、1979年以来約40年ぶりの低水準になったと発表した。出生率の低下は6年連続。出生数は約360万人だった。
CDCは、新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)が出生率低下の原因としていない。ただ、ニューヨーク大学で疫学を専門にするローナ・ソープ氏は、「このところの出生率の低下は、パンデミック前に見られた長期的な出生率の低下傾向と、パンデミックに関連した減少の双方を反映している」と述べた。
非営利機関の「ポピュレーション・レファレンス・ビューロー」によると、米出生率は1929年の株価暴落に端を発した世界大恐慌を受け、36年に過去最低を記録した。
欧州でもイタリアで昨年12月の出生数が22%も減少するなど、多くの国で出生数が減っている。
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