世界は不安定な時代に、中国台頭や新技術で=米軍制服組トップ

5月5日、米軍制服組トップのマーク・ミリー統合参謀本部議長は、中国の台頭や、AIやロボット工学などの新たな破壊的技術により、世界は不安定な時代に入りつつあるとの見方を示した。写真は昨年9月、バージニア州アーリントンで撮影(2021年 ロイター/Erin Scott)
5月5日、米軍制服組トップのマーク・ミリー統合参謀本部議長は、中国の台頭や、AIやロボット工学などの新たな破壊的技術により、世界は不安定な時代に入りつつあるとの見方を示した。写真は昨年9月、バージニア州アーリントンで撮影(2021年 ロイター/Erin Scott)

[ワシントン 5日 ロイター] - 米軍制服組トップのマーク・ミリー統合参謀本部議長は5日、中国の台頭や、人工知能(AI)やロボット工学などの新たな破壊的技術により、世界は不安定な時代に入りつつあるとの見方を示した。

ミリー氏はハワード大学での講演で、現代をローマ帝国やソビエト連邦の崩壊など世界史における大きな地政学的変化と比較し、「われわれは潜在的な国際的不安定の時代に入りつつある」と述べた。

中国の台頭により、米国が本質的に「世界における軍事的、政治的、経済的パワーとして揺るぎない地位」にあった状況が変わりつつあると説明した。

こうした地政学的変化は、ロボット工学や極超音速兵器、人工知能などの技術革新を伴っていると指摘。「これらの技術は非常に破壊的であり、戦争を行う上で、決定的なものになる恐れがある」と述べた。

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