インド中銀、個人・中小企業に新たな融資返済猶予　第2波受け

インド準備銀行（中央銀行）は５日、個人や中小企業の融資返済を猶予するよう銀行に要請した。ニューデリーのワクチン接種会場で４日撮影。（２０２１年　ロイター/Adnan Abidi）

［ムンバイ　５日　ロイター］ - インド準備銀行（中央銀行）は５日、個人や中小企業の融資返済を猶予するよう銀行に要請した。国内で新型コロナウイルスの感染第２波が猛威を振るい、複数の州でロックダウン（都市封鎖）が実施される中、流動性改善や苦境に陥るセクターへの一連の支援策を発表した。

ダス総裁は記者団に対し「小規模な企業や金融会社が第２波の最大の痛手を負っている」と述べた。

ニュースチャンネル「ＣＮＢＣ─ＴＶ１８」はこの日、匿名の関係筋の話として、銀行が特に個人や小口の借り手を対象とした３カ月の返済猶予をインド中銀に要請したと報じた。

インド中銀は昨年、全ての借り手を対象に合計６カ月の返済猶予措置を実施した。

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