米ダウやS&P上昇、ハイテク株は軟調
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米国株式市場では、ダウ工業株30種はS&P総合500種指数が上昇。おおむね底堅い企業決算が買いの手掛かりとなった。写真は3月29日、ニューヨーク証券取引所前で撮影(2021年 ロイター/Brendan McDermid/File Photo)
[3日 ロイター] - 米国株式市場では、ダウ工業株30種はS&P総合500種指数が上昇。おおむね底堅い企業決算が買いの手掛かりとなった。一方、大型ハイテク株を含むグロース株には売りが出て、ナスダック総合指数は軟調だった。
石油サービスのベーカー・ヒューズは8%高。衣料小売りのギャップは7.1%、スポーツ用品のフット・ロッカーは4.1%上昇した。
ウェドブッシュ・セキュリティーズの株式トレーディング部マネジング・ディレクター、マイケル・ジェームズ氏は「きょう大幅に値上がりした銘柄は全て、経済再開や個人消費に対する明るい見方が影響している」と述べた。
一方、ネット通販のアマゾン・ドットコムやグーグルの持ち株会社アルファベット、交流サイトのフェイスブック、マイクロソフトなどは値下がり。半導体株もさえず、フィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)は1.2%下落した。
リフィニティブのデータによると、S&P総合500種企業のうち約半数が決算発表を終了する中、第1・四半期の企業収益は46%増加する見通し。4月時点では24%増と予想されていた。予想を上回る1株利益を計上した企業は全体の約87%に上る。
ベアードの投資戦略アナリスト、ロス・メイフィールド氏は「これで4四半期連続で業績が予想を大幅に上回ることになり、相場上昇や景気回復の力強さが引き続き過小評価されている」と指摘した。
電気自動車(EV)メーカーのテスラが3.5%安。中国の規制当局との関係強化や政府関係担当チームの増員に取り組んでいることが、業界関係者の話で分かった。
米取引所の合算出来高は102億9000万株。直近20営業日の平均は98億6000万株。
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