金融庁、みずほ銀に報告命令 7割超のATMで障害
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[東京 3日 ロイター] - みずほ銀行の現金自動預払機(ATM)でシステム障害が起きた問題で、金融庁は同行に対して3日までに報告徴求命令を出した。
みずほ銀のATMは2月28日午前から3月1日午後にかけて利用できなくなる障害が発生。利用者からの連絡を受けて発覚した。全国に設置するATM約5900台のうち、ピーク時は4318台で不具合が起きた。
みずほフィナンシャルグループ(FG)は1日、定期預金取引のデータ移行作業中にメモリーが足りなくなったのが原因だと説明した。
通帳やキャッシュカードがATMに取りこまれたまま戻ってこない障害は5244件起きた。みずほFGによると、2日までに約8割を返却済みだという。
みずほFGは、メモリー容量を5倍に増やすなどの対応を実施した。今後はさらに詳細な原因究明を進め、必要な対策を講じるという。
(新田裕貴)