内閣広報官に小野日子外務副報道官、「適材適所」と官房長官

政治・外交

3月3日、加藤勝信官房長官は、内閣広報官に外務省の小野日子外務副報道官を起用すると発表した。会見する菅首相 2020年12月撮影(2021年 ロイター/Nicolas Datiche)
3月3日、加藤勝信官房長官は、内閣広報官に外務省の小野日子外務副報道官を起用すると発表した。会見する菅首相 2020年12月撮影(2021年 ロイター/Nicolas Datiche)

[東京 3日 ロイター] - 加藤勝信官房長官は3日午前の記者会見で、内閣広報官に外務省の小野日子外務副報道官を起用すると発表した。1日付で辞任した山田真貴子氏に続き、女性を登用した。

加藤長官は起用の理由として「適材適所」を強調、政府として女性活躍を推進してきたことにも言及した。

国内メディアは3日までに、新型コロナウイルスの新規感染者の減少ペースが鈍っていることを受け、東京都が緊急事態宣言を延長するよう政府に要請する方向で調整していると報じた。首都圏1都3県での要請に向けて調整しており、延長幅は2週間程度を軸に検討しているという。

加藤長官は緊急事態宣言の延長を巡り知事の意向を尊重するかを問われ、「現時点で要請を受けていないので仮定の質問には答えられないが、都道府県とは日ごろから連携を取っている」と述べた。宣言解除に当たっては「国としてもいろいろな指標や数字を持っている。地域の事情を把握している知事などの話を聞いて総合的に判断する」との見解を示した。

(和田崇彦)

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