Japan Timeline

2024年4月 日本の出来事

政治・外交 経済・ビジネス 社会

新年度スタート。新入庁職員への訓示で職業差別的発言をした川勝平太静岡県知事が辞意表明。国賓待遇で訪米した岸田文雄首相は、「揺るがぬ日米同盟」をアピール。一方、“もしトラ”に備え、麻生太郎自民党副総裁はトランプ前大統領と会談。大谷翔平選手が日本人大リーガーとしては最多となる通算176号の本塁打など、4月の主な出来事を振り返る。

1

政府は防衛力強化の一環として7道県の16の空港・港を「特定利用空港・港湾」に指定。370億円を新年度予算に計上した。

2

静岡県の川勝平太知事が、前日の新規採用職員への訓示で「野菜を売ったり、牛の世話をしたり、物を作ったりとかと違って、基本的に皆さま方は頭脳、知性の高い方たち」職業差別とも受け取れる内容の発言をしていたことが判明。釈明会見中に突如、辞意を表明した。

3

殺人事件の遺族を傷つける内容のSNSの不適切投稿をめぐって訴追された仙台高裁の岡口基一・判事に対する弾劾裁判で罷免判決。表現行為が原因の罷免は初めて。

4

自民党が派閥の裏金事件の対象者を処分。塩谷立・元総務会長と世耕弘成・前参院幹事長に「離党勧告」。

6

能登半島地震で被災した石川県の「のと鉄道」が全線で運転再開。

8

タクシー不足対策として自家用車を使って客を運ぶライドシェアが東京などで始まった。

10

岸田文雄首相は米バイデン大統領とワシントンで首脳会談。防衛分野を中心に連携深化の方針を打ち出し、「揺るがぬ日米同盟」をアピール。

ホワイトハウスでバイデン大統領と共同記者会見する岸田首相(ロイター)
ホワイトハウスでバイデン大統領と共同記者会見する岸田首相(ロイター)

11

訪米中の岸田文雄首相が、バイデン米大統領、フィリピンのマルコス大統領と初の日米比首脳会談。対中国で、安保・経済連携強化を確認。

米連邦検察は米大リーグの大谷翔平選手の元通訳水原一平容疑者を、約24億円を不正送金した銀行詐欺の疑いで訴追したと発表。

大相撲の元横綱・曙太郎氏が4月上旬に心不全で死去したことを日本相撲協会が発表した。54歳だった。米ハワイ州出身で外国出身力士として初めて横綱となった。

2000年1月、明治神宮での土俵入り奉納(ロイター)
2000年1月、明治神宮での土俵入り奉納(ロイター)

13

米USスチールは臨時株主総会を開き、日本製鉄による141億ドル(約2兆1600億円)規模の買収計画を可決した。株主の98%超が賛成した。

15

東京電力ホールディングスが新潟・柏崎刈羽原発7号機の原子炉に核燃料を入れる作業を始めた。

17

愛媛県愛南町と高知県宿毛市で震度6弱を観測する地震。四国で同震度以上の観測は初めて。

サッカー元日本代表で、ワールドカップに3大会連続で出場したフランクフルトの長谷部誠選手が、今季限りでの現役引退を表明。

18

新潟水俣病をめぐる訴訟で新潟地裁が新たに26人を水俣病と認定。原因企業に計約1億円の賠償を命じたが、国への請求は退けた。

19

日本高校野球連盟と朝日新聞社は主催する今夏の全国高校野球選手権大会で暑さ対策として一部の日程で試合を午前中と夕方に分ける「2部制」を導入することを決めた。

20

伊豆諸島・鳥島の東の沖合で訓練中の海自ヘリ2機が墜落。1人が死亡し7人が行方不明。

22

米大リーグ・ドジャースの大谷翔平選手が本拠地でのメッツ戦で大リーグ通算176本目のホームランを打った。元ヤンキースの松井秀喜さんを抜いて日本選手単独最多に。

23

自民党・麻生太郎副総裁が訪問先の米ニューヨークでトランプ前大統領と会談。日米同盟の揺るがぬ重要性について協議した。

米ニューヨークのトランプタワーで会談する自民党の麻生太郎副総裁(右)とドナルド・トランプ前米大統領[トランプ氏陣営提供](時事)
米ニューヨークのトランプタワーで会談する自民党の麻生太郎副総裁(右)とドナルド・トランプ前米大統領[トランプ氏陣営提供](時事)

24

民間の有識者らでつくる「人口戦略会議」が、全体の4割に当たる全国744市町村で2020年から50年にかけて若年女性人口が半減し、将来消滅する可能性があるとの報告書を公表。

重工大手IHIは子会社が船舶用などのエンジンの燃費データを改ざんしていたと発表した。不正は20年以上に及び改ざん数は国内外の全出荷台数の8割に当たる4361台。

25

有名人などをかたるSNSの詐欺広告で被害に遭ったとして4人が米メタ社の日本法人を提訴。プラットフォーム事業者への訴訟は国内初。

26

1972年札幌冬季五輪のノルディックスキー・ジャンプ70メートル級で金メダルを獲得した笠谷幸生さんが23日、札幌市内の病院で死去したことが分かった。80歳だった。

28

自民党派閥の裏金事件後初の国政選挙となった衆院東京15区、島根1区、長崎3区の補欠選挙は立憲民主党が3勝。自民党は唯一候補を立てた島根を落とし、不戦敗も含め全敗。保守王国・島根で自民が議席を失ったのは1996年の小選挙区制導入以来、初めて。

衆院島根1区補欠選挙で当選確実の報道を受け、会見する立憲民主党の亀井亜紀子氏=4月28日午後、松江市(時事)
衆院島根1区補欠選挙で当選確実の報道を受け、会見する立憲民主党の亀井亜紀子氏=4月28日午後、松江市(時事)

29

東京市場が祝日で休場となる中、円相場が乱高下。アジア市場序盤には1990年4月以来、34年ぶりの円安水準となる1ドル=160円台に急落。その後は一転して154円台まで約6円も急反発した。

30

日本のブライダルファッションの第一人者として活躍したデザイナーの桂由美さんが26日に死去したことが分かった。94歳だった。

バナー写真:ヤンキースなどで活躍した松井秀喜さんの175本を抜き、日本選手の単独最多となるメジャー通算176本打目の本塁打を放ったドジャースの大谷翔平選手(ZUMA Press/共同通信イメージズ)

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