2022年4月 日本の出来事
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1
日銀が発表した3月の全国企業短期経済観測調査(短観)で、企業の景況感を示す業況判断指数(DI)が大企業の製造業、非製造業ともに昨年12月の前回調査から下落し、7四半期ぶりに悪化した。
政府は、ウクライナ避難民を支援するため、日本国内での一時滞在場所の提供や生活費・医療費の支給を行う方針を決めた。
3
プロ野球の阪神タイガースは開幕から9連敗をして、セ・リーグの歴代ワースト記録を塗り替えた。
4
東京証券取引所が、株式市場を4区分から「プライム」「スタンダード」「グロース」の3区分に再編し、取引を開始した。大規模な市場区分再編は約60年ぶり。
5
ウクライナからの避難民20人が、首相特使としてポーランドを訪れていた林芳正外相らが政府専用機で帰国するのに合わせ、ワルシャワ発の同機予備機で羽田空港に到着した。
7
漫画家コンビ、藤子不二雄の一人で、「忍者ハットリくん」「怪物くん」「プロゴルファー猿」など多くの人気作品を手掛けた藤子不二雄さんⒶが死去した。88歳。
漫画家の藤子不二雄Ⓐさん=2018年10月18日、[©藤子スタジオ](時事)
岸田文雄首相は、国際エネルギー機関(IEA)による石油備蓄の協調放出合意を受け、1500万バレルを追加放出すると発表した。日本としては過去最大で、国家備蓄からの放出は1978年の制度開始以来、初めて。
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岸田文雄首相は、ロシアに対する石炭の輸入禁止など5項目の追加経済制裁を発表した。
9
日本、フィリピン両政府は、東京都内で外務・防衛担当閣僚協議(2プラス2)を初開催した。共同声明で、ウクライナ情勢について「国際法の深刻な違反」と指摘した。
10
プロ野球・ロッテの佐々木朗希投手が、オリックス戦で28年ぶりとなる完全試合を達成した。20歳5カ月での達成は史上最年少。13連続奪三振をマークし、タイ記録となる1試合19三振を奪った。
12
日銀が発表した3月の国内企業物価指数は112.0で、前年同月比9.5%上昇した。原油高などが影響し、過去最大だった2月に匹敵する大幅な伸び。指数も39年3カ月ぶりの高水準だった。
13
東京外国為替市場の円相場が下落し、1ドル=126円台と、2002年5月以来約20年ぶりの安値水準となった。20日に129円台、28日には日銀の金融政策決定会合を受けて131円台に急落し、2002年4月以来の円安・ドル高水準を付けた。
14
2022年3月16日に発生した福島沖を震源とする地震の影響で運休となっていた東北新幹線の福島―仙台間が、地震発生から29日ぶりに運転を再開した。
東北新幹線全線運転再開の横断幕を持ったJR東日本の職員=2022年4月14日(時事)
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北海道旭川市で昨年3月、中学2年の広瀬爽彩さん=当時(14)=が凍死した状態で見つかった問題で、市教育委員会の第三者委員会が、いじめと認定した内容を公表した。
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学校法人森友学園をめぐり国などの補助金をだまし取ったとして、詐欺罪などに問われた理事長籠池泰典(69)、妻諄子(65)両被告の控訴審判決で、大阪高裁は籠池被告を懲役5年とした一審大阪地裁判決を支持した。諄子被告については懲役3年、執行猶予5年とした一審判決を破棄して懲役2年6カ月の実刑を言い渡した。両被告側は即日上告した。
19
政府は、ロシアに対する追加経済制裁として、木材やウオッカなど計38品目の輸入を禁止した。一連の制裁でロシアからの輸入禁止は初めて。
吉野家ホールディングス(HD)は、女性蔑視の発言をした子会社吉野家の伊東正明常務を18日付で解任したと発表した。
20
財務省が発表した2021年度の貿易統計速報(通関ベース)によると、輸出額から輸入額を差し引いた貿易収支は5兆3749億円の赤字だった。前年度は1兆161億円の黒字で、年度ベースの貿易赤字は2年ぶり。
ロシアに対する制裁措置の一環として、ロシアから輸入する魚介類や木材などに適用している優遇税率を撤回する改正関税暫定措置法が、参院本会議で可決、成立した。
22
日本初開催となったアクションスポーツの国際大会「Xゲームズ千葉」が、ZOZOマリンスタジアムで開幕した。最終日の24日、スケートボード男子ストリートで、東京五輪金メダルの堀米雄斗が通算2度目の優勝を飾った。
23
北海道・知床半島沖を航行していた観光船「KAZU1(カズワン)」(19トン)から午後1時20分ごろ、「浸水している」と第1管区海上保安本部(小樽市)に救助要請があり、約1時間後に連絡が途絶えた。同船には子どもを含む乗客乗員26人が乗っていた。28日までに14人の死亡が確認された。
水産庁は、日本が200カイリ水域内で行うサケ・マス漁に関するロシアとの漁業交渉が実質的に妥結したと発表した。2022年の漁獲枠は2050トンで、21年と同水準。
25
林芳正外相は、外務省で韓国の尹錫悦次期大統領が派遣した「政策協議代表団」と会談した。代表団を率いる鄭鎮碩国会副議長は記者団に、「未来の共同の課題を共有している隣国として、協力を緊密に維持強化していくことで一致した」と語った。
韓国代表団と言葉を交わす林芳正外相(右から2人目)=2022年4月25日(時事)
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厚生労働省は、2021年度平均の有効求人倍率を発表した。前年度比0.06ポイント上昇の1.16倍で、改善は3年ぶり。総務省が発表した労働力調査では、21年度平均の完全失業率は0.1ポイント低下の2.8%となり、2年ぶりに改善した。
政府は、物価高騰への「総合緊急対策」を決定した。対策には6.2兆円の国費を充て、民間支出などを含む事業規模は13.2兆円。高騰が続くガソリン価格抑制のため、石油元売り会社に支給する補助金を拡充し、期限は9月末まで延長する。
バナー写真:完全試合を達成し撮影に応じるプロ野球、ロッテの佐々木朗希投手=2022年4月10日、ZOZOマリンスタジアム(共同)