新紙幣は24年7月3日発行―財務省・日銀 : 20年ぶりの刷新
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財務省と日銀は12月12日、新紙幣を2024年7月3日に発行すると発表した。紙幣刷新は04年以来20年ぶり。
新紙幣の1万円札には「日本の資本主義の父」と呼ばれる渋沢栄一が描かれる。1984年に1万円札の肖像として採用された福沢諭吉は、04年の刷新時にも続投したため、1万円札の顔が変わるのは40年ぶり。5000円札は樋口一葉から津田梅子に、1000円札は野口英世から北里柴三郎にバトンタッチする。
裏の図柄は1万円札が東京駅舎、5000円札が藤の花、1000円札は「グレート・ウェーブ」として海外の芸術家にも影響を与えた葛飾北斎の「神奈川沖浪裏 / 富嶽三十六景」。
角度を変えると肖像画が立体的に浮かび上がって見えるホログラム技術を世界で初採用。バリアフリーの観点から、手で触れて券種を識別できるマークを入れ、現行よりも額面の数字を大きくしている。
発行開始日以降、金融機関の窓口や現金自動預払機(ATM)で入手できる。現行紙幣も引き続き、使うことができる。
バナー写真 : ロイター