金沢の厳選夜景スポット10【動画】

旅と暮らし

古い街並みが残る地域と近代的な建築が融合した、金沢ならではの美しい夜景を厳選して紹介。金沢城公園と兼六園、茶屋街など定番の観光スポットも、夜に訪れると昼間とは違う世界が広がっている。

【1】金沢駅

北陸新幹線の開通に伴いリニューアルした金沢駅。2011年には米国の旅行雑誌「トラベルレジャー」のWEB版で、「世界で最も美しい駅」の一つに選ばれている。そのシンボルとして正面に構える鼓門(つづみもん)は、金沢で盛んだった能の鼓をイメージ。日没後に照明がともると、より迫力ある姿となって人々を魅了する。

【2】金沢城公園・兼六園

いわずと知れた金沢の観光名所。季節の節目に開催されるライトアップでは、期間限定で夜の園内を楽しむことができる。金沢城の三御門や、兼六園のことじ灯籠や曲水(きょくすい)、名木などが幻想的な光で彩られる。

園内にある玉泉院丸庭園は、加賀藩3代藩主の前田利常によって普請され、歴代藩主によって手を加えられた。明治期に廃絶していたが、2015年に再建され、独創的な意匠の石垣を鮮やかな光で浮かび上がらせている。

【3】尾山神社 神門

加賀百万石の藩祖である前田利家と正室のお松の方を祀(まつ)る尾山神社。そのシンボルである神門は、明治8年(1875年)の建立で、国の重要文化財に指定されている。第3層にステンドグラスがはめこまれた和洋折衷な造りで、明かりがともる夜には美しさがより際立つ。

【4】ひがし茶屋街

三茶屋街の一つ、ひがし茶屋街。昼間は多くの観光客でにぎわう場所も、夜になれば静けさが訪れる。街頭に照らされた石畳や茶屋様式の建物が、城下町の風情を醸し出している。

【5】金沢文芸館

市内中心部、橋場町交差点にたたずむのが、金沢出身の作家を中心にした書籍やコレクションが楽しめる金沢文芸館。かつては銀行だった昭和4(1929)年建造の西洋館を改修。日没から夜10時までライトアップされる。

【6】四高記念文化交流館

明治26(1893)年から約60年間にわたって旧制高等学校として使用された四高記念文化交流館。卒業生には世界的な仏教哲学者・鈴木大拙や哲学者の西田幾多郎、小説家の井上靖ら、多くの文化人や政財界人がいる。夜9時まで展示室が鑑賞できるナイトギャラリーが、期間・曜日限定で開催されている。

【7】いしかわレンガミュージアム

陸軍の兵器庫として建てられ、戦後は金沢美術工芸大学だった赤レンガ棟を復元再生した石川県立歴史博物館。夜も趣がある歴史的建造物は、その保存と博物館としての再利用が評価され、国の重要文化財に指定されている。

【8】金沢市民芸術村

市民の芸術文化活動を支援する施設で、旧紡績工場倉庫群を改修した建物。演劇や音楽、美術など多種多彩な創作活動が行える、スタジオや工房などの設備が整っている。年中無休で時間利用可能だが、美しいライトアップは午後9時までとなっている。

【9】しいのき迎賓館

大正13年(1924年)に建造された「旧石川県庁舎」をリニューアルし、2010年に開館した「しいのき迎賓館」。正面は建築当時のれんが造りを生かし、背面は近代的なガラスの空間へと大胆に改築。観光案内コーナーやイベントスペース、セミナー室などを備えた迎賓館となった。ライティングされた姿も、レトロとモダンが見事に融合している。

【10】金沢21世紀美術館

洗練された現代建築として人気を集めている金沢21世紀美術館。円形をした建物の外壁にはガラスが採用されているため、明かりがともると近未来的な風景となる。

映像提供=金沢ケーブルテレビネット「なぜだか金澤~見つけて加賀・能登」
(バナー写真=照らされた金沢駅の鼓門を撮影する人々)

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