【4K動画】パワースポットとしても人気が高い那智の滝:和歌山県那智勝浦町

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熊野の原生林から湧き出た水が奔流となり、まっすぐに岩肌を駆け下る那智の滝。切り立った断崖から滝つぼに落下する雄大な瀑布(ばくふ)は神々しさを感じさせる。『日本書紀』に登場する大己貴命(おおあなむちのみこと)の御神体としてまつられ、滝そのものが信仰の対象となっている。

神武天皇が東征の途上に発見したと伝えられ、滝の飛沫(ひまつ)を浴びることで延命長寿の霊験があると信じられてきた。滝の正面に白い鳥居が設けられ、滝の上には聖域を表すしめ縄が張られているが、本殿はない。那智熊野大社の境内にあり、大社発祥の地とされている。

パワースポットとしても人気が高く、南紀の旅では外せない観光地だ。国連教育科学文化機関(ユネスコ)が2004年に「紀伊山地の霊場と参詣道」を世界遺産として登録した際、那智熊野大社とともに構成遺産に選ばれ、海外からも注目されるようになった。

日本三大名瀑の一つに数えられ、3筋に分かれる銚子口(滝の落ち口)の幅は13メートル、滝つぼまでの落差は133メートル。落ち口から滝つぼまで垂直に一気に落下する「直瀑(ちょくばく)」と言われるタイプの滝では日本一の落差を誇る。流下水量は毎秒1トンで、岩壁を削らんばかりの迫力には圧倒される。滝を間近に拝観できる有料の「お滝拝所舞台」は多くの参拝者でにぎわう。

映像: ZTV「和歌山県那智勝浦町の那智御滝」より

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