【4K動画】延暦寺と日吉大社の門前町坂本:滋賀県大津市
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天台宗の総本山として名高い「比叡山延暦寺」、全国に数ある日枝神社や山王神社の総本宮「日吉(ひよし)大社」。琵琶湖の西岸に位置する大津市坂本は古くから、この2社寺の門前町として栄えた。延暦寺は「千日回峰行」などの厳しい修行で知られるが、世界文化遺産・古都京都の文化財に指定され、観光スポットとしても注目されている。ケーブルカー「坂本ケーブル」に乗れば、2025メートルの空中散歩を楽しみながら、11分で天台密教の聖地に到着する。
坂本地区には、山での厳しい修行を終えた老僧が営む「里坊」50カ寺が現存している。堅固な石垣をめぐらした里坊が立ち並ぶ一帯は、国の重要伝統的建造物群保存地区に指定されており、静けさを求めて散策する観光客の姿も見られる。
日吉大社の縁起をたどると2100年前に、当時は日枝山(ひえのやま)と呼ばれた比叡山の神をまつる日吉(ひえ)社として創建された。平安京遷都により、京都の鬼門(北東)に位置する同社は、魔よけ・厄(やく)よけ神として信仰された。伝教大師最澄が806(延暦25)年に天台宗を開き、比叡山延暦寺を開山すると、同社はその守護神として信仰されるようになった。明治に入り、最も格式の高い神社である官幣大社に指定され、山王信仰の中心となる。戦後の社格制度廃止とともに、名称も日吉(ひよし)大社に統一された。同大社は猿を神の使いとして尊び、西本宮の楼門には猿の彫刻があしらわれている。また、東本宮の参道には猿の形をした猿岩がまつられている。
映像:ZTV「和菓子のある風景~大津市坂本 鶴屋益光~」より