【4K動画】自然の地形を活かした山城、能登国七尾城 : 石川県七尾市
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能登半島はかつて能登国(のとのくに)と呼ばれ、718年に現在の福井県に相当する越前国(えちぜんのくに)から分離独立した。当時の能登国の政治を執り行った国府(こくふ)は七尾(ななお)市内にあったとされ、 今も往事をしのぶ貴重な史跡が文化財として残されている。
市内中心部から車で15分ほどの場所にあるのが七尾城跡。七尾城は能登国の守護・畠山氏(1408~1577)が戦国時代に築いた城館で、石動山(せきどうさん/いするぎやま)の自然の地形を巧みに利用した山城。標高300メートルの場所に築いた本丸を中心に、七尾の地名の由来となった七つの尾根筋に多数の廓(屋敷地)が配置された。城下の街では京風の能登畠山文化が華やいだが、1576年、上杉謙信の侵攻を受け、激しい攻防の末、 翌年に落城した。
本丸跡からは七尾湾や七尾市街が一望でき、本丸周辺の主要な遺構をめぐる遊歩道も整備されている。
映像提供:金沢ケーブル『なぜだか金澤 見つけて加賀・能登』
テキスト作成:ニッポンドットコム編集部