【4K動画】「考える」ことに誘う博物館 : 西田幾多郎記念哲学館―石川県かほく市
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石川県かほく市の西田幾多郎記念哲学館は、同市出身の世界的な哲学者である西田の生涯を紹介するとともに、哲学そのものをテーマにした、世界で唯一の博物館である。
建築家・安藤忠雄さんは、「考えること」をテーマにこの博物館を設計した。
ガラスと鉄骨、打ち放しのコンクリートの壁など。訪れた人の想像を妨げないようシンプルにデザインされながら、その構造は迷路のように入り組んで、来館者を哲学の世界へと誘(いざな)う。高みに突き抜けた円形の空間は「瞑想(めいそう)の空間」とも呼ばれ、思索の広がりをイメージさせる。
展望ラウンジからは、背後に宝達山、眼下に幾多郎が生まれ育ったかほく市の街並みが広がる。
西田幾多郎と仏教哲学者・鈴木大拙は同じ1870年に石川県で生まれ、高等中学校予科では同窓だった。晩年まで思想的交流を深め、哲学の地平を切り開いた。
映像提供:金沢ケーブル『なぜだか金澤 見つけて加賀・能登』
テキスト作成:ニッポンドットコム編集部