【4K動画】重要文化財に指定された佐藤又六家の内蔵:秋田県横手市増田
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横手市増田は、内蔵のある在郷町として、2013(平成25)年、重要伝統的建造物群保存地区に選定された。豪雪地帯の横手では、屋根の雪下ろしが欠かせない。冬の間、隣家との間にたまった雪から漆喰(しっくい)を守るために、蔵を鞘(さや)という上屋で覆うようになったという。
佐藤又六家は、母屋が蔵という珍しい内蔵。増田は江戸時代に5度の大火にあった。増田のほぼ中央にある佐藤家は、村からの要請を受け、延焼を防ぐための「火止めの蔵」として1868(明治元)年から3年かけて母屋蔵を建てたという。
現在は江戸時代から続く佐藤家12代目の佐藤又六さんがカメラ店を営んでいる。土蔵の中に店と居室があり、蔵の生活は天井が高く静かで暮らしやすいと佐藤さんは語る。
佐藤家住宅は類いまれな構造と増田の隆盛期を伝える装飾で、2017(平成29)年、国の重要文化財(建造物)に指定された。
映像:CNA秋田ケーブルテレビ『内蔵の街「増田」』より