【動画】網走刑務所二見ヶ岡農場の桜並木:1年に1日だけの特別な花見―北海道網走市
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3月にスタートした桜前線は2カ月かけてゆっくりと北上し、5月に北海道に到達する。道内でも開花時期が最も遅い網走市で、知る人ぞ知る桜の名所が網走刑務所の二見ヶ丘(ふたみがおか)農場内にある。
大正時代、網走湖北岸の道路沿いに2000本ものエゾヤマザクラが咲き競い、地元住民に「二見の桜並木」と親しまれていた。しかし交通量の増加や道路の改良工事などで徐々に桜は伐採され、刑務所敷地内の桜並木だけが残った。
地元の有志らが桜並木の保全・維持活動に取り組み、現在200本のエゾヤマザクラが道東の遅い春を彩る。通常は施錠されている並木の入り口を毎年1日だけ開放し、一般の人も桜並木を歩くことができる。
2022年は5月8日午前10時~午後3時まで。刑務所敷地内なので花見の宴会は厳禁だが、静かに行く春を惜しんでみてはどうだろう。
映像提供:映像:STV札幌テレビ放送
テキスト作成:ニッポンドットコム編集部