2022新語・流行語大賞候補30語 : コロナと共存する時代「顔パンツ」「きつねダンス」「ヤクルト1000」
社会
気が付けば2022年も残り2カ月を切った。年末恒例「2022 ユーキャン新語・流行語大賞」(自由国民社『現代用語の基礎知識』選)候補として、「オミクロン株」「顔パンツ」など引き続き新型コロナウイルス関連の単語がノミネートされた。一方で、「村神様」「きつねダンス」など観客が入って盛り上がった野球関連の言葉も。
- English
- 日本語
- 简体字
- 繁體字
- Français
- Español
- العربية
- Русский
コロナと共存? 動き出した経済・社会
コロナ禍3年目に突入した2022年、「オミクロン株」の流行で感染者数が爆発的に増えた。マスクを着けていることが当たり前になりすぎて、今や下着のような存在。「顔パンツを脱ぐわけにはいかない」と依存症になる人も。
ただし、オミクロン株は重症化リスクが比較的低く、経済・社会活動は徐々にbeforeコロナに戻りつつある。街に出て「ガチ中華」「ヌン活」を楽しむ人も増えている。昨年までは無観客だったスポーツやイベントも観客が入るようになった。「BIGBOSS」が監督就任した日本ハムファイターズでは、応援の「きつねダンス」で球場全体が盛り上がった。史上初5打席連続本塁打、史上最年少3冠王の「村神様」の貢献で、ヤクルト・スワローズは2年連続のリーグ優勝。2021年の大賞となった「リアル二刀流」「ショータイム」に続き、今年も「大谷ルール」がノミネートされ、大谷翔平選手から目が離せない。
安倍晋三元首相の暗殺事件を契機に旧・統一教会が社会問題化。「国葬儀」「宗教2世」も今年を象徴する言葉となった。10月20日には為替相場が32年ぶりに1ドル=150円の安値を更新、「悪い円安」が私たちの暮らしに暗い影を落としつつある。そんな時代だからこそ、「ヤクルト1000」を飲むと、ストレスが緩和されてじっくり眠れるらしいよ、「知らんけど」。
トップ10、年間大賞は12月1日に発表される。
ノミネートされた30語は下記の通り。30語の簡単解説はこちら
No. | 候補語 |
---|---|
1 | インティマシー・コーディネーター |
2 | インボイス制度 |
3 | 大谷ルール |
4 | オーディオブック |
5 | OBN |
6 | オミクロン株 |
7 | 顏パンツ |
8 | ガチ中華 |
9 | キーウ |
10 | きつねダンス |
11 | 国葬儀 |
12 | こども家庭庁 |
13 | 宗教2世 |
14 | 知らんけど |
15 | SPY×FAMILY |
No. | 候補語 |
---|---|
16 | スマホショルダー |
17 | 青春って、すごく密なので |
18 | #ちむどんどん反省会 |
19 | 丁寧な説明 |
20 | てまえどり |
21 | ヌン活 |
22 | BIGBOSS |
23 | 村神様 |
24 | メタバース |
25 | ヤー!パワー! |
26 | ヤクルト1000 |
27 | リスキリング |
28 | ルッキズム |
29 | 令和の怪物 |
30 | 悪い円安 |
ニッポンドットコム関連記事
1:インティマシー・コーディネーター
3:大谷ルール
5:OBN(オールド・ボーイズ・ネットワーク)
6:オミクロン株
7:顏パンツ
9:キーウ
- ロシアのウクライナ侵攻:現地では8年前から戦争が続いていた
- 押し寄せる避難民に支援の手を! : “人道の要衝” ウクライナ東部・ドニプロのフィラトフ市長
- シリーズ:ロシアのウクライナ侵攻
- ウクライナ侵攻でにわかに関心が高まる「核共有」: 日本が導入するための前提条件
11:国葬儀
- 安倍晋三氏、半世紀ぶり戦後2人目の国葬 : 大平氏以降は内閣・自民党合同葬が慣例に
- 国葬の歴史を振り返る:恩師吉田茂の弔いで合意形成に尽力した佐藤栄作首相
- エリザベス女王の国葬と昭和天皇の大喪:世界に見せる弔いを演出した英国
13:宗教2世
29:令和の怪物
30:悪い円安
- 「悪い円安」だけでは済まされない深刻な問題
- 回転すし1皿100円時代の終わり : 大手外食の6割が値上げ―東京商工リサーチ
- 消費者物価、2.8%上昇 : 30年11カ月ぶりの水準
- 9月消費者物価、3.0%上昇 : 31年1カ月ぶりの水準
- 10月の為替介入は6兆3499億円―財務省
バナー写真:上下段にまたがって きつねダンス(時事)、品薄になったヤクルト1000(共同イメージズ) 上段左から ヤクルト・村上宗隆選手(時事)、マスクをした女性(PIXTA)、下段左から 1ドル=150円台前半に下落した円相場(時事)、安倍晋三元首相の国葬(時事)