
「100億円企業」全国に1万5159社―帝国データ調査 : 3年以内の “ネクスト”候補は2398社
経済・ビジネス 社会
「年商100億円」なんて中小企業経営者にとっては夢のような数字だけれど…実は、日本の全企業の100社に1社は年商100億円!?
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帝国データバンクの調査で、2023年度決算(2023年4月期~2024年3月期、単体)時点で年商100億円以上の企業は全国に1万5159社あることが判明した。国内企業約149万社の1%に相当する。22年度(1万4569社)から590社増加した。
年商規模別では「100-200億円未満」7093社(構成比46.8%)が最も多く、「1000億円以上」は1688社(同11.1%)だった。また、100億円企業のうち常時雇用の従業員が2000人以下の「中堅企業」は5082社、「大企業」は886社が該当した。
業種別では、「卸売業」が4236社と最も多く、「製造業」が4007社と続いた。また、業種内の全企業に占める割合(出現率)も、「卸売業」2.60%が最も高く、次いで「製造業」2.57%。
都道府県別で最も多いのは「東京」6124社で、100億円企業の約4割が「東京都」に集中している。「大阪」1663社、「愛知」1062社と大都市圏が続く。 出現率(各都道府県内の全企業数に占める割合)は政令指定都市を擁する都道府県が高い傾向にあるが、地方圏では「富山」0.71%、「石川」0.69%、「長野県」「愛媛県」0.68%が上位だった。
代表者年齢別では、「60歳代」が最も多く4830社。数は少ないが、「30歳代」は173社、「30歳未満」は8社あることが判明した。
23年度以前3期の年商伸び率から、2024年度以降3期以内に100億企業となる可能性がある「ネクスト100億円」企業は2398社。24年度は610社、25年度は816社、26年度は972社が新たに100億円企業となる可能性を秘めているという。
バナー写真 : PIXTA