
冷凍食品の利用頻度、「増えた」が2割強 野菜などの値上がりが影響
社会 暮らし 食
冷凍食品の利用頻度が高まっている。日本冷凍食品協会が冷凍食品の利用者にアンケート調査したところ、1年前に比べて「利用が増えた」と答えた人が2割強となった。野菜など生鮮品の価格上昇により、冷凍野菜の利用の伸びが目立った。
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調査は2025年2月、冷凍食品を月1回以上利用している25歳以上の男女1250人を対象に、インターネットを通じて実施された。
冷凍食品を利用する頻度は男女とも「週2~3回」が最も多く、全体では29.6%を占めた。全体平均では週に1.8回の頻度で利用している。男女とも弁当を作っている人の利用頻度が高かった。
1年前と比較して利用頻度が「増えた」と回答した人は、女性が23.8%、男性が19.5%で、全体では21.7%だった。頻度が増えた理由(複数回答)を尋ねたところ、男女ともに「調理が簡単で便利」がトップとなった。女性について前回調査(2024年2月)と比較すると、「野菜などの生鮮食品の値上がり」を挙げた人は24.1%から33.6%へ約10ポイント増えた。
1年前と比べて利用頻度が増えた冷凍食品(複数回答)は、男女ともギョーザが最多だった。上位に入った品目のうち、冷凍野菜は男女で大きな差が表れた。
バナー写真:PIXTA