
SNS利用実態 : 使用頻度高いのはLINEとYouTube 女性はメッセージ、男性は動画視聴がメイン
社会 暮らし
「生活の一部」と言っても過言ではないSNS。用途は「メッセージ」「動画視聴」が圧倒的に多く、自ら情報発信する人は少数派。
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老いも若きも、電車の中でもカフェでも定食屋でもスマートフォンの画面とにらめっこ。マーケィング・リサーチ会社のクロス・マーケティング(東京都新宿区)が2025年4月に全国の20~69歳1100人を対象に実施した「SNSに関する調査」で、よく利用するSNSは「LINE」60.1%、「YouTube」57.2%が群を抜いて多かった。
「LINE」は「女性>男性」「若年<高年齢」の傾向があり、「YouTube」は「女性<男性」「若年>高年齢」とユーザーの傾向が逆だった。
SNS利用時間の内訳は「動画視聴」「メッセージ」が2トップだが、女性は「メッセージ」41.2%、男性は「動画視聴」43.1%がそれぞれトップで、男女で1位と2位が入れ替わっている。
「自ら情報発信」は4.9%で性別による差もほとんどなかった。最近、SNSによる誹謗(ひぼう)中傷や誤った情報が流布することによる弊害が大きな社会問題になっているが、この調査結果からは、ごく少数の人が発信する「問題コンテンツ」が拡散して深刻な事態を引き起こしている状況が浮かび上がる。
SNSに対する評価・考え方では、「多様な価値観を知る」「コミュニケーションが手軽」「トレンドをつかめる」などのメリットを評価する一方で、「情報漏えいが不安」「悪意ある書き込みがある」などデメリットを意識する人も。そのため、「未成年の利用規制すべき」も16.1%いた。
バナー写真:PIXTA