
「大阪・関西万博に期待」は43.5%―帝国データ調査 : 開催地から遠いエリアは期待度低め
経済・ビジネス イベント 都市
万国が博覧会に集わなくとも世界中の情報が瞬時に手に入るインターネット時代、55年前の大阪万博の熱気はないかもしれない。でも、実際に足を運べば、リアルに見て・感じるワクワク感がきっとあるはず!
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帝国データバンクが4月初旬にインターネットを通じて実施した調査(有効回答企業数1486社)で、「大阪・関西万博が日本経済にとって、プラスの材料として期待できる」と回答した企業は、全体の43.5%だった。
「スマートフォンやSNS などの普及で、あらゆる情報が簡単に入手できるようになったこの時代に、万博開催で経済が変わるとは思えない」(金融、広島県)「交通渋滞などの混乱や日常の仕事などへの影響も懸念される」(建設、兵庫県)のように、マイナス影響を懸念する声もあった。
地域別の「期待できる」割合は、開催地「近畿」58.8%が最も高く、全体を15.3ポイント上回った。中でも、「大阪」62.0%、「兵庫」57.9%の期待の高さが目立つ。近隣地域の「北陸」「四国」も5割を超えた。 一方で、「北海道」30.3%、「南関東」36.6%など開催地から離れた地域は期待度が低かった。
万博開催による日本経済への具体的な影響としては、「観光客の増加」64.0%が突出して高く、「関西の知名度向上」34.5%、「インフラの整備」31.7%が続いた。
バナー写真 : 来場者を入れた大阪・関西万博リハーサル(4月5日、時事)