
国立公園に最多の844万人 2024年の訪日外国人客 人気トップは「富士箱根伊豆」
社会 環境・自然・生物 旅 旅と暮らし
2024年に国立公園を利用した訪日外国人客は推計で前年比47.5%増の844万1785人となり、過去最多を更新した。24年の訪日客が最多の3687万人となったことが主な要因とみられている。環境省が発表した。
他の言語で読む
- English
- 日本語
- 简体字
- 繁體字
- Français
- Español
- العربية
- Русский
観光庁が空港や港湾で訪日客に実施したアンケートなどを基に、環境省が推計した。国立公園は現在35あるが、2024年6月に国立公園となった日高山脈襟裳十勝(北海道)は推計に含まれていない。複数の公園を訪れた人を各公園に算入したのべ総計は955万9437人。
最も多くの外国人客が訪れたのは、富士山を含めた「富士箱根伊豆」(東京、神奈川、山梨、静岡)で389万9154人。「阿蘇くじゅう」(熊本、大分)118万2119人、「支笏洞爺」(北海道)89万6831人などが続いた。
24年は訪日外国人のうち22.9%が国立公園を訪れており、訪問者数はコロナ禍前の19年と比較して26.6%の増加となっている。
国立公園を訪れた外国人の満足度は高く、「大変満足」が76.7%、「満足」が21.1%。再訪問の意向を尋ねたところ、「必ず来たい」が77.9%、「来たい」が18.3%だった。
バナー写真:河口湖畔の桜と富士山=2023年4月10日、山梨県富士河口湖町(時事)